こんにちわ!今回は、馬場が担当いたします!
12月に入り、急に寒くなってきたなと感じます。今年も残すは1ヶ月ですね。
1月に内定を頂いた僕にとって2015年は新しい挑戦が始まった年だったと思います。
入社したら、すぐにでも活躍したい。そのためにも残りの1年で成長しなければ!と奮起し、これまで色々な目標を掲げ挑戦してきました。
ですが、その数ある目標のうち一体いくつ胸を張ってやり遂げたと言えるのか?
......考えてみると、恥ずかしくなるほど自分が目標を十分に達成していないことに気づきました。
目標を立てた時は、この目標に向けてコツコツと努力を重ねていくぞ!と苦しい時も自分を律することができますが、時間が経つとその時の熱意は薄くなっています。もちろん、立てた目標自体は大切だと分かっているのですが、全力を尽くしてやり遂げるまではなかなか出来ませんでした。目標を立てては最後までやり遂げられず、また目標を立て直すといった繰り返しばかりで、胸を張って「ベストを尽くした!」とは言えない年になったと思います。本当に恥ずべきことですし、そうした自分を情けなく思います。
僕が、考え方を改める大きなきっかけになったのは、「ハイディ・グラント・ハルバーソン (2013)『やってのける』(大和書房)」という本です。その中でも今回僕が紹介したいのは、『証明型』と『習得型』という概念についてです。
これらの概念は、目標の焦点をどこに定めるのかということにおいて大きな違いがあります。
『証明型』は、自分の能力を証明することに重点を置くことである一方で、『習得型』は、自分の能力を伸ばすことに重点を置くことを示します。
何気なく考えてみると、誰もが目標を立てるとき『習得型』であるように思います。成長するために、この能力を身につけたい、伸ばしたいなど。自らの能力を高めることを目標にしていると思います。
しかし、いざ努力をしていくと、いつのまにか『証明型』にシフトしまっていることがあるのではないかと思います。
この能力を身につけることで、誰かに評価してもらいたい。
誰だって、他人から評価されることは嬉しいことですし、こうした考えに陥ってしまいがちなのではないかと思います。
実際に、このように努力に励むこと自体悪いことではありません。経験がある方も多いと思いますが、『証明型』の目標は評価をもらえるとますますやる気にもなり、高いパフォーマンスを発揮できるはずです。
しかし、この『証明型』には大きな落とし穴が潜んでいます。もし努力してもなかなか成果につながらない・うまくいかなかったとき、こうした目標では自分には能力がないと決めつけ、簡単に諦めてしまうということです。評価を求める人は、自分の能力内でしか頑張ることができないのです。
今振り返ってみると、僕は知らず知らずのうちに『証明型』に目標がシフトしまっていたように感じます。誰かに評価してもらいたいと懇願していたわけではないですが、無意識のうちに努力していることを評価してもらいたいと思っていたのかもしれません。
目標を設定し、そこに向けて努力していくとき、特になかなか思うようにいかず成果につながらないときこそ、しっかりと「なぜ、その目標をめざすのか?」ということを自分に問いかけながら、自分を管理していきたいと思いました。
2015年もあと1ヶ月ですが、『習得型』の目標設定を意識して、有終の美を飾れるようしっかりと邁進していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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