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大学生活をベトナムに捧げた僕が、アトラエにデザイナーとして入社する理由

アトラエに19卒として入社予定の三上蒼太(@sota_mikami)と申します。

左です。右は僕にアトラエを教えてくれた同期入社になる佐藤氏


現在、沖縄の琉球大学で4年次をしています。
内定者ブログということで、アトラエで働きたいと思うようになった経緯や、この会社で成し遂げたいことについてをつらつらと書き留めます。


↓本記事のハイライト
  • 僕はベトナムが好きだという話
  • ベトナムで自分がすべきこと、したいことを探している中で、ITの可能性を知ったという話
  • 日本語教師向けのサービスを作ろうとしたけれど実現させられなかった。模索を続ける話
  • 「顔が見える大好きな人たちに心から喜ばれるものを作りたい」と考えるようになった話
  • 最前線でそれができるのはデザイナかな?と思ってデザイナ志望です
  • 「良いサービス」を作りたいのと同じくらいに、「良い組織」を作りたいと思っている話
  • アトラエ社の考え方が、僕の理想に近いしそれ以上だった話
  • もっとこの組織を素敵なものにしたいし、人に喜ばれて社会的意義もあるサービスをここで実現させたい



大学時代の大半をベトナムに捧げた

ベトナムの民族服、Áo dàiを着ています

僕はベトナムが好きです。
初めてベトナムに行ったのは大学1年生の春休み。沖縄県の人材育成事業で、「学生を東南アジアへ派遣する」というプログラムに参加した時でした。
そこでベトナムの魅力に取り憑かれ、以降時間とお金があれば渡越を重ねるようになりました。

これまでの入国スタンプは9つ。あと1つで2桁突入なので、卒業までにもう一度行くつもりです。

なぜ好きなの?ということをよく問われます。
書き出すと止まらないので簡潔に。
「僕が僕らしくイキイキできる場所」で、「好きな人がたくさんいる場所」だからです。

※先週末に開催された社内LT大会でベトナムへの偏愛についてを語りました。そのスライドはこちら(一部閲覧注意です)。



僕はベトナムで何ができるのか

大学1年春の渡越は、いわゆるスタディーツアーでした。
ベトナムで働く日本人経営者を訪問したり、大学生と交流したり、ストリートチルドレンの保護施設を訪問したり、インターンシップ(という名の、たった3時間のホテル清掃w)をしたり。

たった1週間の渡航でしたが、これは僕の殻を破るには十分すぎる時間でした。
自分がそれまで持っていたくだらないコンプレックスが砕かれ、自分の関心をベトナムに向けさせてくれた経験でした。
詳しくはこちらに書いています
→「教育支援のあと(若者を考えるつどい2015エッセイ佳作)

しかし、関心が向いたもののそれだけです。
実際僕は何ができるのか、ベトナムで何がしたいのかがわからない時期が長くありました。
スタディーツアーで出会った経営者の方は、「ベトナムに来たらなんでも仕事になる。だからとにかく卒業したらおいで」とおっしゃっていましたが、僕は当時1年生。
卒業までは少なくとも3年もあり、ムズムズする感覚がありました。

そこでその1年後、大学3年次に上がらずに大学を休学しました。
「とにかくベトナムに住んで、ベトナムで働いてみよう」と思ったのです。
約5ヶ月、日本語教師として働きながらハノイとホーチミンに滞在しました。

「日本語教師」という職はたまたまでした。
特別興味があったわけではなく、「ベトナムで働く手段」を探す中で繋がった縁でした。
詳しくはこちらに書いています→

もともと興味があるものではなかったものの、やはりそこで働くうちに日本語教育というもののやりがいや魅力を知っていきました。
また同時に、業界が抱える課題だったり、現場で苦労している先生や学習者の実情も目の当たりにするようになります。
なんとかしたいと考えるようになりました。
どうすれば日本語を学んでいる友達や、日本語の先生たちの苦労を少しでも取り除くことができて、業界をもより良くすることができるんだろうと考えた結果、ITの可能性を強く感じるようになりました。

詳しくはこちらに・・・→「日本語教師になって3か月。思うこと。

※こちらの記事は、SNSを通じて多くの日本語教師の方から反響をいただきました。今でも検索流入で毎日100~200ほど読まれていて、その数字を見る度に背筋が伸びます。日本語教育についてのネガティブな内容も発信してしまっているためです。絶対に自分はこの業界から離れてはいけないし、やり切らないといけないと思っています。

日本語教育の課題を解決することを考える中で、ITの可能性を感じました。
そこで僕はベトナムから帰国後すぐ、もともと仲間とやっていた沖縄の会社をやめて、自分でサービスを作れるようになろうとITの勉強を始めるようになったのです。


「日本語教師向けの教材売買サービス」を作ろうとしたけれど、僕はすごく中途半端だった

ピッチ資料より

大学3年生になった僕は、短期のプログラミングスクールに通ってITの基礎の基礎を教えていただいた後、サービスを作るために企画を考えたり、メンタリングをいただいたり、仲間集めをしたりしました。
が、結局まだ完成させることはできておらず、そのデッドラインもあやふやになっています。

一流のメンターさんについていただいたこともありました。ありがたいことに投資のご提案もいただきました。だけど僕はすごく中途半端でした
自分の少ない手持ちのお金でなんとか完成させて、広告でも貼ってマイナスにはならないように運営して少しずつPMFできれば・・・なんて考えていました。
しかしその甘々加減なため、組織を上手に作ることもできず、仕事のお願いも下手くそで、しまいにはスケジュール管理もきちんとできない。PMの立場としては最悪です。

「休学して上京して資金調達をすればよかった・・・」とは思いませんが、起案者としての覚悟は圧倒的に足りなかったですし、その状態で人を巻き込んでしまいました。

しかもそういう状態であることに僕は長らく気づくことができませんでした。
「とにかくユーザーのことを知っている」自分になることだけを考えていて、組織もプロダクトも見えていませんでした。
すごく反省していて、二度と同じ失敗はしたくないです。

このサービスは、自力でなんとか完成させて世に出そうと思っています。
ブログなどで宣言し、いろんな人を巻き込み、応援もいただいた以上、世に出さずプロジェクトを終了させることは悪だと思っています。自己満足だとしても。



「手紙を書くようにサービスを作る」という考え方

僕はCAMPFIRE家入一真さんのこの考え方が大好きです。

「日本語教育なんて市場が小さいからなぁ」「そもそも今後日本語の需要なんて落ちるでしょ」「EdTechはなかなか成功しないし、時間もめっちゃかかるよ」

投資家さんやVCさんによる、僕の作りたかったプロダクトへのフィードバックはなかなか辛辣なものが多かったです。
(まだプロダクトがない中でいただくフィードバックの辛さなんて、リリース後育てる過程での辛さに比べたら屁でもないと思いますが)

僕はこれらの声をはねのけてやってのけるという覚悟は持てませんでしたし、自分のアイデアにだんだん自信もなくなってしまっていました。
だけども完成を諦めたくないのは、この家入さんの考え方と出会えたからです。

僕が思い浮かべる1人の顔は、ベトナムで一緒に働いたベトナム人日本語教師の方だったり、一緒に勉強した生徒の友達です。
もっともっとこの人たちのことを知って、もっと良い形でサービスを作れないかという構想も続けるつもりです。
世界のEdTechサービスの動向を追ったり、新しい技術でどんなことができるのかを知ったり。
そういう模索は絶対にやめません。

「手紙」と表現されるこの考え方に出会えたことは僕にとって大きな財産だと思っていて、この軸でものを作れる人になりたいです。


最前線で手紙を書き続けられるのはデザイナでは?と思っている

だから、アトラエではデザインの立場からサービスを作っていく仕事をしたいです。
ユーザーヒアリングをとことん重ねながら、その「誰か」の心にぶち刺さるサービスを育てていけるようなデザイナになりたいと思っています。

ほぼ未経験なので、入社までの1年で修行しておきます。

余談ですが、アトラエの元インターン生の方が開発しているというCocoda!というサービスがめちゃくちゃ楽しみです。

「良いサービス」は「良い組織」から生まれる

と思っています。

良い活動ができているところは組織としての強さがある。
魅了的なサービスは、それを作っている組織にも魅力を感じる。

というように感じています。

これまでの経験からも。
僕が去年サービス作りに失敗してしまったのは、僕自身の甘さが1番の問題で、それゆえ組織作りが上手にできなかったことが2番目の原因だと思っています。
僕がやりがいをどんどん高められるのは組織の関係性ができている時で、逆にやりがいが欠けていくのは関係性が崩れている時だと感じています。

良いアウトプットをするために、「良い組織」であることにもこだわりたいと思うようになりました。


運命的なアトラエとの出会い

「良い組織」で、「良いサービス」を作っていきたい。
ユーザーにとっても愛されていて、かつ社会的意義もあって、それでいてビジネスとして強いサービス。

結構僕は理想主義者かもしれません。

そんなことを思いながら出会ったアトラエ社は、すごく魅力的な場所でした。

「やっぱり良いことをしたい。誇らしい事業を作りたい。そして世界中の人々を魅了する会社を作りたい。」

と、すごく綺麗な言葉を使うこの会社は、それが口だけにならないように事業にはかなりシビアだと言います。
圧倒的に魅力的な事業を作って、この組織でそれができることを証明しようと本気なんです。

社員さんと話していて、それらの言葉に全く嘘はなく、心からの熱を感じました。
ここの人たちと良いサービスを作りたいなと、強く強く思いました。

僕も理想を追いたい。
アトラエ社は、それを宣言してかつやってのけようと本気です。
口だけの僕と違ってここには覚悟があるし、僕もここで頑張りたいと思いました。

僕が好きな「ベトナム」や「日本語教育」という文脈とはかなり遠い事業を作っている会社ですが、
僕とアトラエの理想が一致している限り、僕が作りたいものもいずれここで作れるという確信を持ちました。

こんな経緯と思考を経て、僕はアトラエ社への入社を決めました。


アトラエ社をもっと魅力的な組織にしたいし、良いサービスを実現させたい

そしてベトナムの友達に喜んでもらえるものを作りたい

強くそう思います。
僕が大学時代に得た「ベトナム」というアイデンティティをアトラエ社の発展に活かしたい。
難しいだろうけど「日本語教育」もしくは「教育」の分野でも何かしらの波及を生みたい。

それができるよう、自分自身もっと強くなろうと思います。

19卒で入社するまで、10ヶ月以上。
この長い期間で、戦力となれるように力をつけておきます!

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